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2014 年度 実施状況報告書

実簡約群上の球関数とアルキメデスゼータ積分

研究課題

研究課題/領域番号 24740025
研究機関成蹊大学

研究代表者

石井 卓  成蹊大学, 理工学部, 准教授 (60406650)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワード保型L関数 / 局所ゼータ積分 / Whittaker関数
研究実績の概要

(1) 昨年度に引き続き、2次斜交群GSp(2)上の標準L関数とスピノールL関数を同時に解析接続する、Bump, Friedberg, Ginzburgの複素2変数ゼータ積分の実素点における計算を行い、いくつかの場合に、局所ゼータ積分と局所L因子の一致を証明した。
(2) 昨年度に行った、GL(n)上の標準L関数に対するGodement-Jacquet積分の複素素点における計算を、GL(2,C)からGL(n,C)へと拡張した。
(3) 平野幹氏(愛媛大学)、宮崎直氏(北里大学)との共同研究であるGL(3)×GL(2)上のアルキメデスゼータ積分の計算はおおむね完成し、局所ゼータ積分と局所L因子の一致を証明した。
(4) GSp(2,R)のSiegel放物部分群から誘導された主系列表現のWhittaker関数の満たす偏微分方程式系について調べ、あるK-typeに属するWhittaker関数の明示公式を与えた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

GSp(2)、GL(3)×GL(2)上のアルキメデスゼータ積分の計算については、おおむね当初の計画通りに計算を進めることができた。

今後の研究の推進方策

上記の計算結果を論文にまとめる。GSp(2,R)のSiegel放物部分群から誘導された主系列表現に対して、複素2変数のアルキメデスゼータ積分の計算を完成させる。

次年度使用額が生じた理由

予定していた研究打ち合わせを次年度に行うことにしたため。

次年度使用額の使用計画

研究打ち合わせのための出張旅費(Colorado大学)

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Whittaker functions on Sp(2,R) and archimedean zeta integrals2015

    • 著者名/発表者名
      石井卓
    • 学会等名
      保型形式セミナー
    • 発表場所
      上智大学
    • 年月日
      2015-03-14

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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