研究課題
若手研究(B)
斜面を流れる非圧縮性粘性流体について考える。この運動はNavier-Stokes方程式の自由表面問題として定式化されるが、直接解析することが困難のため、長波長近似法により近似方程式を導出し解析する。長波長近似の数学的正当性については、斜面の傾斜角とレイノルズ数が十分小さい場合について示されている。が、具体的な範囲は数学的に分かっていないため、対応する線形化作用素のスペクトルを調べた。そしてゼロ固有値を持たないときのレイノルズ数を計算した。
数学解析