研究課題
平成27年度末に打ち上げが迫った ASTRO-H の最終試験を行った。前年度までに開発してきたなX線CCDカメラ SXI のフライト品を所属研究室の実験室にて、最終動作試験を行った。取得したデータをもとに較正情報の抽出を行い、打ち上げ後に信頼性の高い結果を出すための準備を行った。さらに、相模原および筑波のJAXAの試験施設にて、衛星総合試験にも参加し、機能・性能に問題がないことを確認した。また、ASTRO-Hチームとして、初期観測へ向けたサイエンスの検討・議論を行った。特に、天の川銀河中心領域の観測について、White paper (ASTRO-Hによって期待される成果のまとめ)を共同で執筆した。すざく衛星による超新星残骸 G337.2-0.7 の観測データを解析し、鉄からのX線輝線を初めて検出した。これによりこの超新星残骸が Ia 型と呼ばれる爆発であったことを確定させた。
すべて 2015 2014
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 4件、 謝辞記載あり 4件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 1件)
The Astrophysical Journal Letters
巻: 801 ページ: 31-36
10.1088/2041-8205/801/2/L31
Publications of the Astronomical Society of Japan
巻: 67 ページ: -
巻: 66 ページ: 1256
10.1093/pasj/psu122
Proceedings of the SPIE
巻: 9144 ページ: id. 914429
10.1117/12.2054575
巻: 66 ページ: id 689
10.1093/pasj/psu043
uzaku-MAXI 2014: Expanding the Frontiers of the X-ray Universe, proceedings of a conference
巻: 1 ページ: 54-55