研究課題
若手研究(B)
本研究は、ブラックホール連星(恒星とBHの連星系)を宇宙X線衛星で観測し、降着流の物理や、一般相対論の役割を解明するのが目的である。X線衛星「すざく」を用いてBH連星を観測し、約1秒では変動しない円盤放射の存在を明らかにした。また、降着率が低い時は、ハードとソフトなコンプトン、降着円盤からの放射、反射成分に分解できることを特定にモデルに依存せずに示した。これらにより、「約100万度(~0.1 keV)の低温円盤と、約10億度(~100 keV)の高温コロナがBH周囲に共存し、質量降着率によってそれらの重なり具合が変化する」ことを観測的に示す事に成功した。
すべて 2013 2012 その他
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (3件) 備考 (1件)
Publications of the Astronomical Society of Japan
巻: Vol.65, No.4 ページ: 80
10.9093/pasj/65.4.80
The Astrophysical Journal Letters
巻: Volume 767, Issue 2 ページ: L34, 5
10.1088/2041-8205/767/2/L34
巻: Volume 767, Issue 2 ページ: L35, 6
10.1088/2041-8205/767/L35
巻: Vol.64, 3 ページ: 53, 12
10.1093/pasj/64.3.53