研究成果の概要 |
本研究は、荷電対称性のやぶれが示唆されている4体系ハイパー核(4ΛH, 4ΛHe)の構造を明らかにすることを目的としている。4ΛHハイパー核生成には、(K-,π0)反応を用いて生成する必要がある。そこでπ0スペクトロメータの開発を行った。π0→2γ用を検出する、電磁シャワーを用いた鉛ガラスによるカロリメータの開発のための研究を行った。J-PARC K1.1 beam line において1 GeV/c 領域のπ/e 弁別性能をテストした。 また、π0スペクトロメータの開発と並行し、2015年に行う予定の(K-,π-)反応を用いた4ΛHeハイパー核ガンマ線分光実験の準備を行った。
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