半導体光センサMPPCを用いたシンチレーション検出器を開発した。MPPCの出力信号波形を高速サンプリングし、波形解析処理を行うことでエネルギーしきい値を下げることができた。微細加工シンチレータアレイを用いてピンホール型ガンマカメラを制作し、撮像に成功した。空間分解能は2度程度であった。MPPCを可搬型装置に搭載し屋外で使用するために、環境温度に応じて動的に印加電圧を変える電源モジュールを導入し、0℃から50℃の範囲でMPPCの増幅率を維持することができた。高放射線量場での長期間使用を想定し、ガンマ線耐性を強化したMPPCを開発した。
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