研究課題
若手研究(B)
自然界に存在する安定同位体のうち、鉄より重い元素の約半分は、r過程と呼ばれる速い中性子捕獲による爆発的元素合成により生成されたと考えられている。本研究では、質量数80、130付近の主要ピークに加え、質量数160近傍に現れる希土類元素ピークの形成メカニズムを解明すべく、広範囲に亘る中性子過剰核の崩壊経路や半減期を調べた。得られた実験結果は、r過程シミュレーションの精度向上に寄与すると期待される。
原子核物理学