研究課題
若手研究(B)
籠状物質であるクラスレート化合物の一部の物質は、結晶であるにも関わらずガラスで普遍的に見られる比熱と熱伝導率の温度依存性を示す。その振る舞いに大きな寄与を持つ籠の内包原子の低振動数大振幅振動、即ちラットリングフォノンの振る舞いを明らかにする為、ガラス的熱物性を示す結晶であるVIII型Ba8Ga16Sn30を中心にテラヘルツ時間領域分光を行い、非調和性と相互作用に関する知見を得た。また、テラヘルツ帯フォノン分光技術の開発として、従来の透過分光に加え反射分光を実施し、反射型テラヘルツ時間領域分光において困難とされる位相補正に対し、透過実験で得たデータを元に補正するという新しい手法を考案した。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (10件) 備考 (1件)
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