研究課題
若手研究(B)
スピンホール効果は、電流からスピン流もしくはその逆変換を可能にする手段としてスピントロニクス研究で幅広く利用されており、この変換効率を表すスピンホール角を増強することは重要な課題の一つである。本研究では、スピン軌道相互作用の弱い銅にビスマスを添加した合金のスピンホール角をスピン吸収法で算出したところ、白金のそれよりも1桁大きくなることが分かった。またスピン拡散長を算出する新たな手法として弱反局在効果に着目し、実際にスピン吸収法で得られる値と定量的に一致することを示した。さらに超伝導体ニオブを用いたスピン輸送測定も行い、超伝導転移温度以下でスピン緩和時間が長くなることを実験的に明らかにした。
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すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 9件) 学会発表 (12件) (うち招待講演 6件) 備考 (1件)
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