研究課題
若手研究(B)
新奇な量子状態に至る手段として幾何学的フラストレーションが注目を集めている。本研究では中性子散乱を通して、スピンに依存した巨視的な量子状態の解明を目的として研究を行った。その結果、スピンが1と2の三角格子反強磁性体において、例えば磁気四重極子相関など通常の二体スピン間相互作用では説明できない現象を突き止めた。また、二種類のスピン1/2籠目格子反強磁性体についても中性子非弾性散乱を行った。詳細に磁気励起を測定し、三重項励起の磁場応答や量子効果による線形スピン波理論の補正などを明らかにした。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 3件) 備考 (1件)
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http://www.jps.or.jp/books/jpsjselectframe/2014/files/14-04-2.pdf