(1) 3軌道ハバード模型に基づく微視的理論を用いてSr2RuO4の磁場中超伝導相図を決定した。特に、c軸磁場中で多彩な超伝導相が現れることを示し、カイラルII相では半整数量子渦が現れ超伝導スカーミオン格子になることを示した。(2) 局所的な空間反転対称性が欠如した物質における磁気電気効果とエキゾチック超伝導を発見した。(3) URu2Si2におけるネマティックカイラル超伝導相を調べ、量子渦格子の構造相転移を予言した。(4) 局所的な空間反転対称性が欠如した超伝導相がミラー対称性に守られたトポロジカル超伝導相になることを示した。
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