研究課題
若手研究(B)
異なる性質を持つ電子の自己組織化により形成される本質的不均一状態を理解し、この状態の制御による外場応答との結合を目指した研究を推進してきた。(a)電子物性を担う伝導面の決定においては、紫外光電子分光(UPS)測定までは至らなかったが、抵抗率の異方性からCoO2面が伝道面であることが示唆された。(b)本質的不均一状態の正体・起源の解明について59Co核種のNMR法により、Coの局所磁性に関する情報が直接得た結果、本質的な不均一状態の形成が示唆された。(c)本質的不均一状態の制御については、原子の自己組織化を利用した有機・無機複合材料の創製に成功し、これが1次元2量体構造を有することがわかった。
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