地球上にある砂地形の代表的なものに砂丘がある。砂丘は多様な形態をとる事が知られており、その形態は風の複雑さ(方向や強さ)と砂量で大きく分類することができる。そこで、環境条件によって変化する砂丘形態の時間発展や変形過程を明らかにするために数値計算を用いて砂丘形状を定量的に調べた。時々刻々と変化する砂丘地形の動的形状を定量的に議論するために砂丘重心から砂丘表面までの距離を全角度方向にわたって計測した。次に、植生による飛砂抑制効果と植生の成長、枯死を考慮した植生砂丘数理模型を用いて放物線型砂丘、植生を含んだ横列砂丘を再現した。
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