研究課題
若手研究(B)
リソスフェア-アセノスフェア境界(LAB)の3次元的な空間分布を,マルチモード表面波による3次元S波速度分布とその鉛直勾配から推定する手法を開発した.特に高精度な3次元モデルが得られた豪州大陸に応用し,大陸全域のLABの空間分布復元に成功した.さらに,推定されたLAB分布と,3次元異方性分布や実体波レシーバ関数の結果との関係についても詳細な検討を行った.また表面波による3次元速度構造の更なる高精度化に向けた新しい2点間波形解析法の開発も行った.これを特に高密度な観測網が展開されている北米大陸に応用し,従来の1点法に基づくトモグラフィーモデルに比べて,水平分解を格段に向上できることが示された.
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Geophys. J. Int.
巻: 192 ページ: 871-887
巻: 190 ページ: 1058-1076