研究課題
若手研究(B)
火山噴火の爆発性はマグマの発泡と脱ガスによって支配される.爆発の駆動力を抑制する脱ガス(外部へ揮発性成分を放出する過程)の効率は,マグマの変形によって左右される.本研究は,放射光X線を利用することで高温封圧下で流動するマグマを直接観察し,変形集中の発生条件を解明した.その結果から,マグマ上昇中の脱ガス効率の変化を予測することが可能となった.またマグマの温度,圧力,変形速度が変形集中の発生と集中帯の回復の要因となりえることが示された.
火山学