研究課題
若手研究(B)
非等方に運動する電子の衝突励起により生じる原子発光線の偏光を利用することで,電子速度分布関数の非等方性に関する情報を得ることができる.本研究では,ECRプラズマ中に入射したリチウム原子ビームから生じるリチウム原子2s-2p発光線の偏光を測定し,加熱で生じる非等方に運動する電子成分の運動方向および運動エネルギーの推定を試みた.偏光の空間・時間分布を測定するための計測システムを開発し,カスプ磁場中で生成したプラズマに対して測定を行った結果,低電子密度領域で磁力線に垂直方向に非等方に運動する電子成分の存在が示唆された.方向性プローブを用いた測定を行い,偏光計測と定性的に一致する結果が得られた.
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Jpn. J. Appl. Phys.
巻: (掲載可)
http://jjap.jsap.jp/
Rev. Sci. Instrum.
巻: 84 ページ: 073509
10.1063/1.4815721
巻: 84 ページ: 023507
10.1063/1.4793403
http://oel.me.kyoto-u.ac.jp