本研究課題では、実空間分割型に基づいた多階層シミュレーションモデルを開発・改良し、それを用いて磁気リコネクションの階層間相互作用を明らかにすることを目的とする。 この多階層モデルについて、開放境界条件の導入、クーロン衝突効果の導入、連結の多方向化(多次元化)、適合格子細分化法などを含めた領域の自動変換などの改良・拡張を行った。さらに多階層モデルを用いて、磁気リコネクションの階層間相互作用を調べ、マクロ階層のインフローパターンによって定常的あるいは間欠的な磁気リコネクションに分けられることを見出した。さらに、その傾向について定量的に体系づけることに成功した。
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