研究課題
若手研究(B)
本研究では、脂質二重層膜である球状リポソーム上に形成する膜ドメイン構造を基盤に、光反応に必要な金属錯体や有機分子等を膜表面、膜内部や内水相に精密に固定化し、膜の内外で異なる反応が進行する三成分系光触媒システムの構築を目指した。(1) リポソーム膜空間への機能分子の部位特異的導入法の確立、(2) 膜を介した二成分系光誘起電子移動反応、(3) 膜ドメイン構造を利用したエネルギー移動反応、(4) 膜表面での酸素発生触媒反応の制御、を達成した。特に、膜ドメイン構造への機能分子集積化による化学反応制御はこれまでに例はなく、従来に比べ拡張性の高い多元系反応場構築の手法を確立できた。
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Dalton Trans.
巻: 42 ページ: 15893-15897
10.1039/C3DT51465J
http://www.scc.kyushu-u.ac.jp/Sakutaibussei/