研究課題
若手研究(B)
本研究は、スピン転移サイトを有する多孔性配位高分子を基本骨格とし、スピン状態の外場応答性を反応系の制御に相関させた機能発現を目的とした。室温で磁気安定性を示す多孔性配位高分子 {Fe(pz)[Pt(CN)4]} を用いて内部細孔を利用した反応基質の分子認識ならびに放出制御を行った。また、触媒活性なポルフィリンを含む錯体配位子を用いて新規錯体の合成を試み、機能性サイト間の相互作用と電子状態制御に基づく触媒能の能動的制御を目指した。
錯体化学