研究課題
若手研究(B)
本研究では、らせん構造の反転現象を利用して、キラルカラムの不斉選択性を切換え可能なキラル固定相の開発を行った。ビフェニルユニットを側鎖に導入したポリアセチレン誘導体のらせん構造を固体状態で制御できることを見出した。さらに、らせん構造の誘起・記憶・反転現象を利用して、不斉選択性を切り替え可能なキラル固定相の開発に成功した。水素結合を介してラセミ化合物と積極的に相互作用可能なエステル基やカルバメート基を側鎖に導入することで、キラルな金属錯体や軸不斉化合物を光学分割できることを明らかにした。
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Nat. Chem.
巻: 6 ページ: 429-434
10.1038/nchem.1916
http://kohka.ch.t.kanazawa-u.ac.jp/lab5/lab5.html