研究課題
若手研究(B)
計算科学の発展は不均一系触媒に関する種々の実験結果に量子化学的な解釈を与えることに成功したが、計算科学を主導とした高性能触媒の設計は未だに実現されていない。本研究では、高精度な触媒表面モデルを基盤として、Ziegler-Nattaオレフィン重合触媒の鍵成分としてのドナーの分子構造を非経験的に設計することを目指した。ドナーの分解反応を考慮することで上述のモデルを更に発展させ、実験によって求めた各種ドナーに関する触媒性能を計算結果によって定量的に再現することに成功した。得られた対応関係を用いることでコンピュータ上でのドナーの分子設計が初めて可能となった。
すべて 2014 2013 2012 その他
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (5件) 備考 (1件)
Macromolecular Chemistry and Physics
巻: (accepted)
Catalysts
巻: Vol.3 ページ: 137-147
巻: Vol.214 ページ: 1011-1018
Journal of Catalysis
巻: Vol.293 ページ: 39-50
http://www.jaist.ac.jp/profiles/info.php?profile_id=00466