研究課題
若手研究(B)
アンチモンポルフィリン錯体を吸着させたリン脂質からなる小胞体(ベシクル)をベシクル固定型光増感剤として、可視光照射による有機化合物の酸素化反応系を構築した。軸配位子にアルキル鎖を導入したアンチモン錯体は、ベシクルへの高い吸着性を示した。光増感酸素化反応を、9,10-ジメチルアントラセンを標的分子として検討し、反応機構を解析した。増感剤と標的分子を共存させた場合、光励起電子移動経路によって酸素化反応が進行した。両者を別々のベシクルに吸着させた場合、一重項酸素発生による酸素化反応が起こることを明らかにした。
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Bulletin of the Chemical Society of Japan
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Journal of Photochemistry & Photobiology, A : Chemistry
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