次年度の研究費の使用計画 |
次年度にあたる平成25年度は、物品費1,100,000円、旅費400,000円、その他40,500円で合計1,540,500円の直接経費の使用を予定している。 まず、光電極反応で生成した水素・酸素ガスを検出するガスサンプリングシステムの開発のために、必要な器具の購入を行う。すでに四重極の質量分析計や超高真空にするためのターボ分子ポンプなどの器具は揃えているが、圧力計やロータリーポンプなどの真空機器がないため、本予算で30万円ほど購入する計画である。また、そのための配管やバルブなどの真空部品として20万円、酸素やアルゴンなどのガスとして10万円、セルの制作として10万円を予定している。前年度と引き続き光電極反応のin-situ XAFS測定を行うため、光電極の単結晶として20万円、試薬10万円、電極10万円などの消耗品を購入する。 茨城県のPhoton factoryや兵庫県のSpring-8の放射光施設で実験を行うため、往復の交通や宿泊のための旅費を必要としている。実験は年5回ほど1週間程度行き、年間20万円ほど使用する。本年度は外部への成果発表を広く行っていくため、国内の移動や海外への渡航費用として20万円ほどの旅費と、学会参加費として4万円ほどのその他の費用を使用する予定である。これにより、本研究で得られた光電極に関する知見が光電極材料の研究開発に有用であることを周知していきたいと考えている。
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