研究課題
若手研究(B)
本研究では,通常のプラズモニック金属種(金・銀)と比して低コストな銅種から成る規則的なナノ構造体の増強光電場特性を調査した.まず,銅の本質的な内部遷移よりも長波長域に表面プラズモン共鳴(LSPR)の発現波長を制御することで,効率良くLSPRを発現させることに成功した.また,LSPRの発現に伴う増強された光電場が,プローブ分子(ポルフィリン誘導体,インドシアニングリーン)の可視~近赤外域における蛍光シグナルを大きく増強させることを見出した.以上の結果より,低コスト金属種で構成されるプラズモニック構造体が高い光アンテナ効果を有することを確認することが出来た.
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ACS Nano 2013
巻: 7(11) ページ: 9997-10010
10.1021/nn403925d
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