現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
本研究計画(3年間)における検討課題は大きく分類すると次の3項目である。①金属塩水溶液濃度、金属塩種を変化させて炭素複合体を合成し物質のキャラクタリゼーション(SEM, TEM, N2吸着, XRD, Raman, XPS, Mossbauer, FT-IR, 13C-NMR, NH3-TPD, 元素分析)、磁化特性分析を行い詳細に調査検討する。②これら炭素複合体の酸触媒化を一定条件下で行い、セルロースの加水分解反応をモデル反応とした酸触媒活性の評価を行い、実用化可能性検討を行う。③磁化の増大を狙いニッケルの導入を試みる。 平成25年度までに得られた成果から、①および②の課題検討は完了し、新たに放射性物質の吸着剤として応用展開可能であることを示せた。今後は、③の課題および放射性物質の吸着剤としての応用展開技術開発研究を実施していく。以上のことから、当初の計画以上に進展している。
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次年度の研究費の使用計画 |
炭素中にニッケルを導入することを試みる物質のキャラクタリゼーションおよび放射性物質の吸着剤としての応用展開技術の開発研究(依頼分析費:TEM, XRD, XPS, NH3-TPD, 元素分析など)、消耗品(試薬等)の購入費、学会参加費、その旅費に使用する予定である。 ・試薬購入費・依頼分析費:560,000円 ・学会参加等旅費交通費:40,000円
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