メソポーラス炭素・酸化鉄複合体は、木や草に含まれるセルロースを炭化したもので、磁性を有しながら同時に様々な大きさの細孔と表面官能基を多数有する粉状物質であることを明らかにした。また、この物質から固体酸を合成でき、従来のものに比べ1.5倍の性能を有することも明らかにした。本成果は、磁性材料および活性炭の応用分野への適用はもとより、多様な官能基を結合できる新しい磁性炭素材料として様々な産業への適応が期待できる。 放射性セシウムの除染に関する吸着材として、当該物質が高い性能を有することを発見し、そして実証した。この成果は、Nature姉妹誌 Scientific Reportsに掲載された。
|