ゾル-ゲル法を利用してLi7La3Zr2O12(LLZ)固体電解質の調製を試みた。 LLZ前駆体ゾルを作成するために、酸、アルコール、水と酢酸リチウム、酢酸ランタンの濃度を検討した結果、LLZ前駆体ゾル溶液を作成することに成功した。このゾル溶液をゲル化し、焼成することでリチウムイオン伝導率の高い正方晶LLZを従来の方法よりも130℃低い、1100℃で得ることができた。 続いて、アンモニアを用いて、塩基性溶液中でLLZ前駆体ゾルの作成を試みた。その結果、塩基性ゾルではゲル化が速く進行し、サンプル調製時間を大幅に短縮できることがわかった。
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