本研究では、酸化チタン光触媒表面に流水と紫外線照射を同時に付与することで効率の良いセルフクリーニング効果が発現することを見出した。流水を付与することで、屋内における蛍光灯からの微弱な紫外線強度であっても、セルフクリーニング効果が期待できることが明らかにされた。さらに、水が超親水化表面と付着汚れとの間に侵入し汚れを洗い流す発現メカニズムにおいて、その超親水領域はナノ~マイクロメーターレベルの小さな超親水化ドメインであっても、十分な汚れを除去することができる効果的な水の侵入が起こることが示唆された。
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