ナノダイヤモンド粒子(ND)を原料として、スプレードライ法による造粒とマイクロ波プラズマCVD法による短時間のダイヤモンド成長を組み合わせることで、多孔質ダイヤモンド球状粒子(PDSP)を作製した。PDSPの粒子径はスプレードライにおける噴霧速度により1-10μm程度の範囲で、平均細孔径はNDの1次粒子径により、5-10 nm程度の範囲で制御できることがわかった。PDSPを水素化した後、1-オクタデセンとの光化学反応により、オクタデシル基修飾PDSP(C18-PDSP)を作製した。C18-PDSPを充填したカラムを用いたHPLCでは、逆相モードで有機分子を分離できることがわかった。
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