研究課題
若手研究(B)
本研究は、光電子デバイスへの応用が期待される半導体量子ドット・井戸試料に対し、THzパルスを用いた発光現象の解明および制御法の確立を目的としている。高密度励起状態において荷電励起子が生成されることを明らかにし、従来OFF状態の生成にはオージェ過程が必要とされる定説を覆す結果を得た。OFF状態は励起キャリアが不純物準位に束縛されることが原因の1つと考えられている。また、GaAs量子井戸における不純物準位に対しTHz非線形光学応答の観測を行い、従来の光学的手法では観測できなかった高品質GaAs量子井戸における束縛キャリアの存在を明らかにした。
すべて 2014 2013 2012
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (10件)
Physical Review Letters誌
巻: 111巻 ページ: 067401-1-067401-5
Physical Review B Rapid Communications誌
巻: 87巻 ページ: 201202-1-201202-4
Physical Review B
巻: 88巻 ページ: 155440-1-155440-5
Proceedings of the International Society for Optics and Photonics (SPIE)
巻: 8604巻 ページ: 86040B(全5頁)
IEEE Journal of Selected Topics in Quantum Electronics誌
巻: 19巻 ページ: 8401110(全10頁)
Proc. SPIE誌
巻: 8240巻 ページ: 82400B
応用物理学会誌(解説)
巻: 81巻第4号 ページ: 291-297