2色LIF法による温水の温度分布計測技術を応用し、蛍光染料を雰囲気中に噴霧し、これを可視化計測することで、気体の温度分布の非接触多点計測を行う方法を提案した。また、レーザー光とスキャニングミラーを用いたW型スキャニング法を確立し、気流の3次元温度、速度同時計測システムを開発した。この計測手法を実際の気流(垂直浮力噴流)に対して適用したところ、周囲流との混合による噴流の温度低下、周囲流体の巻き込みといった現象がみられ、こうした浮力噴流の傾向は過去の研究の結果とも一致したことから、本計測手法の有効性が示された。
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