2次元柔軟梁からなる構造物を対象として,絶対節点座標法の一種である連続体力学に基づく方法で得られたモデル(L1-T1モデル)を用いた制御の設計法(本申請以前に申請者によって提案)について,制御系設計モデルの低次元化手法を提案し,数値解析によってその有効性を示した.また,提案手法を3次元柔軟梁からなる構造物に拡張を行い,その有効性を数値解析によって示した.さらにグリッド構造およびグリッド状膜構造の構造について3次元柔軟梁との関連性に注目することで,それらの制御系設計の可能性を示した.そして提案手法に関する実験検証を行うために,実験装置を構築し基本的な機能確認を行い,問題点に対する改善を試みた.
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