次年度の研究費の使用計画 |
本研究で新たに導かれた流体ー構造連成系の支配方程式による解析を行う中で,広く用いられている流れ場の仮定が支配方程式の解の存在の有無に関わる重要な問題となる可能性が浮上したため,より詳細な解析を行うことが必要になった.また,この解析結果が平成26年度に予定していた計画に影響することから,平成26年に実施する予定であった解析の一部を前倒しで行うことになった.ここで行った解析により,ウェブ上の計測点の変更に柔軟に対応でき,かつ,より多く点の変位を計測できる画像処理を用いた計測装置と局所的な現象を精度良く計測するためのレーザ変位計とを組み合わせた構成が本研究にはより適切であることが分かり,計測システムの構成案の改良を行った.このように,平成26年度に行う予定であった解析の一部を前倒しで平成25年度に実施し,代わりに平成25年に予定していた実験を平成26年に変更したというのが本件の理由である. 【次年度使用額が生じた理由】で述べた点を踏まえ平成26年度は,画像解析を用いた計測システムに関連したものとして,①高速度カメラ(300,000円),②データ処理用コンピュータ(200,000円),③画像処理用のプログラムを作成するためのソフトウェア(150,000円)と,レーザ変位計1台(330,000円),マルチファンクションフィルタ1台(180,000円)を購入する.さらに,実験装置製作用の機械部品に300,000円,電子部品に100,000円の使用を予定している.また,研究成果の報告のため,7月にASME 2014 Pressure Vessel & Piping Conference(Califolnia, USA)への参加を予定しており,そのための予算として400,000円を予定している.
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