H24年度に得られた結果を基にパルス放電プラズマ,超音波をそれぞれの最適な運転条件で駆動させ,①パルス放電プラズマと超音波を同時に駆動する方法,②パルス放電プラズマ処理後超音波処理を行う方法,③超音波処理後パルス放電プラズマ処理を行う方法の3パターンでの難分解性有機物分解実験を実施した.その結果,プラズマ単独処理に比べ,プラズマ-超音波複合処理のフェノール除去率の方が高い結果が得られた.超音波単独処理においては,フェノールが殆ど除去されていなかった.また,処理中の溶液温度が高いほどフェノール除去率は高くなり,温度とフェノール除去率の相関が確認された.本実験で得られた最高除去率は水中プラズマ-超音波複合処理(5 mm)の電圧印加時間 100 分の時で,78.9 %であった.
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