コンテンツ考慮型拡縮を利用した静止・動画像符号化

2014 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 24760288
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 通信・ネットワーク工学
• 研究機関: 東京農工大学
• 研究代表者: 田中 雄一 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10547029)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• キーワード: 映像符号化 / ウェーブレット・フィルタバンク / リターゲティング

研究成果の概要

映像符号化とコンテンツ考慮型拡縮を統合した ROI (region of interest) 符号化を実現した．コンテンツ考慮型拡縮とはコンピュータグラフィックスで積極的に研究が行われている画像のリサイズ手法であり，自動で着目領域 (ROI) を抽出し，リサイズする手法である．本研究では研究代表者が進めているコンテンツ考慮型拡縮を用いた画像符号化と，その動画像符号化への拡張を目的とした．
結果として，従来のROIを考慮していない符号化と比較し，10％程度のビットレート増加でコンテンツ考慮型拡縮を統合可能であることを示した．更に，本手法を他の画像処理へと応用し性能の向上を達成した．

自由記述の分野

信号処理