研究課題
H24年度は、光ファイバーを用いた光波マイクロホンシステムの構築を行い、光軸調整技術やノイズ対策手法について知見を得た。H25年度は、1つの光源から出たレーザ光を4つに分岐する光ファイバーディバイダーと4つの信号をほぼ同時に取得する光ファイバースイッチを使用して、4並列光波マクロホンシステムを構築し、セッティング手法やノイズ対策手法を考案した。沿面放電からの超音波の検出に関しては、長尺の光ファイバーを用いて検出器の位置を放電素子から遠ざけることで非常にSN比の良い信号を取ることが可能となった。また、4本の並列システム間の若干のばらつきを補正するシステムを構築した。4並列システムを使用したことで、沿面放電から放出される超音波の周波数ごとの減衰特性を明らかにすることができた。放電電極から15cm程度上部においても、超音波を計測可能であった。高圧電源の周波数が低い場合は、電流パルス発生時の衝撃波に伴う音波が計測され、電源の周波数が高くなるにつれ、電源周波数の倍波の周波数成分を有する超音波が検出された。生成したイオンの寿命と空間分布と印加電界との時間的、空間的関係が音波生成に関与していることが示唆された。
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