イメージセンサを用いたレーザパワー測定技術の構築を目指し、イメージセンサの感度評価技術および高耐力光減衰技術を開発した。測定誤差要因となる画素間感度均一性について波長1064 nmと532 nmによる評価を行い、波長と露光時間への依存性を明らかにした。プリズム底面に発生させたエバネセント波の再結合特性を利用する光減衰器を開発し10 W、φ3 mmの高出力レーザに適用して-70 dB程度以上の減衰量を確認しつつ偏光依存性と減衰器透過前後におけるビームプロファイルを評価した。減衰器とイメージセンサを組み合わせたパワーメータを構築してレーザパワー測定実験により提案原理の妥当性を検証した。
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