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2014 年度 実績報告書

制御系設計における行列ランク最小化手法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 24760342
研究機関工学院大学

研究代表者

小西 克巳  工学院大学, 情報工学部, 准教授 (20339138)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード行列ランク最小化 / 圧縮センシング / システム同定
研究実績の概要

行列ランク最小化問題の制御系設計への応用として、システム同定問題に取り組んだ。通常のシステム同定と異なり、観測信号に欠損がある場合でも、システム同定できるのが特徴である。昨年度に導出した行列ランク最小化アルゴリズムである iterative partial matrix shrinkage algorithm (IPMS法)を利用することで、行列の核ノルム最小化に基づく行列ランク最小化アルゴリズムに比べて、制度よく欠損データを復元し、正しくシステム同定が行えることが確認された。核ノルム最小化法では、信号の特異値の和を最小化するため、実際の信号が持つエネルギーよりも小さく推定される。これに対し、IPMS法は主要でない特異値のみを最小化するので、エネルギーを小さく見積もることはなく、正しく推定される。
提案するシステム同定手法を信号復元法に応用し、新しい信号復元手法を提案した。この結果は、IEICE Trans. on Information and Systems に掲載された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Block Adaptive Algorithm for Signal Declipping Based on Null Space Alternating Optimization2015

    • 著者名/発表者名
      T. Takahashi, K. Konishi and T. Furukawa
    • 雑誌名

      IEICE Transaction on Information and Systems

      巻: E98-D/1 ページ: 206-209

    • 査読あり

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公開日: 2016-06-01  

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