コンクリートの乾燥収縮ひずみ試験は,100×100×400mmの角柱供試体を用い,180日以上の測定を行う試験が一般に行われている。本研究では,実験室および生コンクリート工場のプラントで製造された種々のコンクリートを対象に,100×100×400mmの角柱供試体を用いて182日目に測定される値を,短い期間で推定する方法を検討した。その結果,φ50×100mmのコア供試体を用いた場合には,乾燥期間42日における乾燥収縮ひずみが,100×100×400mmの供試体の乾燥期間の180日の乾燥収縮ひずみに相当することを実験的に示した。
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