研究課題
既設鋼橋の老朽化対策,騒音環境対策の検討が急務になっている.そこで,老朽化した既設鋼橋に鋼以外の異種材料を合理的に配置し,橋梁を複合構造化することにより,鋼橋の補修・補強を行い,鋼橋の長寿命化を図ることを主な目的としている.平成24年度の実施事項としては,効果を実証するために,実際の鉄道用橋梁を想定した模型による要素試験体を製作した.本製作にあたっては,実際での施工を想定した施工試験も実施した.本結果より,供用中の橋梁においても確実な施工が可能であり,また補強効果についても確認が行えた.平成25年度は,前年度行った実験結果を再現する解析を実施した.本解析により,補強の設計に向けた提案が可能になったと考えられる.また,本成果は,土木学会講演会(全国大会),土木学会論文(複合構造シンポジウム論文,構造工学論文)や,国際会議(IABSE,ISSS)で公開を行うとともに,実際の橋梁への適用検討も現場調査を通じて実施した.
すべて 2014 2013
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 2件)
構造工学論文集
巻: Vol.60A ページ: 887~896
第10回複合・合成構造の活用に関するシンポジウム講演集
巻: 第10回複合・合成構造の活用に関するシンポジウム講演集 ページ: 9-1~9-8
IABSE2013 IADIA
巻: IABSE2013 ページ: CDROM
ISSS2013 Korea
巻: ISSS2013 ページ: CDROM