研究課題
若手研究(B)
本研究は,大地震動を受けるコンクリート構造物の,崩壊に至るまでのひび割れ,損傷進展過程を高精度・高解像度で評価できる解析手法の確立を目的としている.具体的には,まず,著者が提案している,ひび割れの発生,進展から破壊の局所化までを再現可能な,コンクリートのメゾスケール力学挙動に基づいた剛体バネモデルを,地震応答が再現できるよう拡張した.さらに,鉄筋コンクリート要素としての巨視的・平均的な力学応答を再現できるFEMを結合した解析手法を開発した.同手法により,想定される損傷の大小に応じて解析解像度を変化させることにより,計算負荷を低減させながら,高精度・高解像度の数値解析が可能になった.
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European Journal of Environmental and Civil Engineering
ページ: 1-13
10.1080/19648189.2014.881755
コンクリート工学年次論文集
巻: Vol.35,Vol.2 ページ: 67-72