研究課題
本研究の目的は,坑口部や小土被り部分,不良地山区間,断層が介在する部分など,地質不良区間に掘削するトンネルを対象に,トンネル掘削時および地震時における覆工と周辺地山の力学挙動を明確にすることである。H24年度は,トンネル掘削を模擬した模型実験および数値解析を行い,小土被り地山および傾斜地山にトンネルを掘削する場合,トンネル掘削時におけるトンネル覆工と周辺地山の力学挙動について検討を行った。H25年度は,地震時におけるせん断変形をモデル化できる2次元アルミ積層体せん断土槽を作製し,トンネルおよび周辺地山の地震時挙動について検討を行った。具体的にはまず,せん断変位の与え方を変えた様々な模型実験を実施し,地震時における地盤のせん断変位を表現できる適切な変位の与え方について検討を行った。また,土被りを変化させた模型実験を行い,各施工状況,特に小土被り地山におけるトンネルおよび周辺地山の力学挙動とそのメカニズムについて検討した。
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地盤工学ジャーナル
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Proceedings of World Tunnel Congress 2013 Geneva, Underground - the way to the future
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