研究課題
若手研究(B)
小土被り地山と軟弱地盤を含んだ地質不良区間に掘削するトンネルにおいては,地震時に覆工が被害を受けた事例が報告されている.さらに,これらの現場では掘削時に補助工法を適用しているが,その効果およびトンネルの地震時挙動に及ぼす影響は明確でない.本研究では模型実験と数値解析を行い,トンネルの地震時挙動,補助工法の効果とそのメカニズムについて検討した.結果,地震時トンネル覆工に作用する荷重は大きく増加し,土被りが大きい場合でも地震により影響されることが分かった.また,補助工法はトンネル掘削時における地山の変形を抑制できるものの,地震時は応力集中等により覆工の被害を卓越させる可能性もあることが示唆された.
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地盤工学ジャーナル
巻: Vol.8, No.2 ページ: 165-177
土木学会論文集F1(トンネル)特集号
巻: Vol.68, No.3 ページ: 27-38