浸漬膜を導入した培養槽(メンブレン・フォトバイオリアクター)における微細藻類培養の結果より,前培養の最適温度が既往の研究と異なったことから,環境中からの野生株の混入がある場合,運転する地域の気候によってプロセスの至適温度が異なる可能性が示唆された。 また,培養槽内に正浸透(FO)膜を導入した場合,(i)前段の下水処理プロセスで硝化を抑制する方が窒素イオンの濃縮効率が高くなること,(ii) 膜面配置をAL-FSモード(機能層が濃縮原液側)とした方が不可逆目詰まりが抑えられること, が明らかになった。
|