研究課題
延長して実施した最終年度には,データを分析して論文投稿を行った.<研究期間全体を通じた成果>本研究では,コンクリート材料工場の製造に関係する各種因子とコンクリートの性能,環境負荷因子の関係性を定量的に把握することを目的としていた.研究期間全体を通じて,生コンクリート製造工場について,製造タイミング,ベルトコンベヤやミキサ等の製造設備の規模,スラッジ回収処理施設の方式,所在地域(特に気温)などの因子が,環境負荷(電力・重油・軽油・スラッジ排出)に与える影響をデータ収集調査と現場ヒアリング,工場実測によって定量的に明らかにした.また,輸送経路の計測や工場面積が軽油消費量に与える影響も分析した.寒冷地コンクリートについては,設備加温により局所的に高温の骨材があることを発見し,そのコンクリート品質への影響を実験的に分析した.骨材工場製造設備の情報収集をおこない,骨材の品質と副産物(砕石粉)発生量の関係性を明らかにした.研究機関の移動によって一部遅延したが,当初の研究計画をおおむね達成した.
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件)
Durability and Sustainability of Concrete Structures Workshop Proceedings, ACI Technical Publication SP-305
巻: なし ページ: 37.1-37.10