建築物単体から都市空間までのスケーラブルな避難解析システムを開発することを目的としており、建物内の避難時間を短縮するような避難施設配置の検証から、広域地下空間の大規模避難シミュレーションおよびその可視化を行う。避難施設配置の検証事例として、シネマコンプレックスを対象に、GAにより得られた通路幅、階段位置、扉位置において避難安全性向上を確かめた。さらに、大阪梅田地下街における25,000人規模の避難に適用し、大型立体表示システムを用いてその結果を高精細可視化することで、俯瞰視点および一人称視点によって避難安全対策の立案・検討や、防災教育を多人数で議論できる環境を構築した。
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