研究課題
若手研究(B)
本研究は、由布院盆地を対象として、地域住民に伝わる土地利用の「掟」と地域住民や行政が進めてきた空間づくりの「履歴」を把握することを目的とする。地名、開発、災害、地域資源、言い伝え等から「掟」について、環境整備や住民の維持管理活動から「履歴」の調査を行ない、それらを規定する主要な要素として「水環境の豊かさ」と「土砂災害」を指摘した。その上で、由布院盆地における現行の都市計画行政を評価し、防災の観点と水循環から環境を捉える視点が希薄であることを指摘した。
都市計画