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2012 年度 実施状況報告書

居住エリアにおける持続的なタイポ・モルフォロジー:東京とマドリッドの比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 24760502
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

アルマザン C. ホルヘ  慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (80555102)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2014-03-31
キーワード建築デザイン / タイポモルフォロジー / 公共空間
研究概要

本研究は、東京と西欧のコンパクトシティーのモデルとしてのマドリッドを比較検討することにより、住宅のタイポ・モルフォロジー(住宅タイプと都市形態の組み合わせ)とその建物の配列によって生まれる公共空間の質の関係性を明らかにすることを目的としています。当初、研究は「マドリッドの分析・調査」「東京の分析・調査」「マドリッドと東京の比較による考察」という三つのフェーズによる構成が計画されており、この三つを段階的に明らかにしていくことを計画していましたが、マドリッドにおけるサポートチームのスケジュールなどにより、本年度はこれらを同時平行で研究していくこととします。また分析をしていく中で、バルセロナにおいても東京との関係性という観点から革新的な住宅タイプがみられることがわかり、本年度はバルセロナも研究対象として追加することとしました。具体的な計画としては以下の通りです。
① 東京とマドリッドにおける資料の収集。特にその中で、マドリッドのPAUs(Urban Action Plans)と呼ばれる新たなる開発は、現代の社会の要求に答える革新的な建築のタイプではあるが、都市形態として豊かな公共空間を作り出せていないのではないかという問題性を明らかにします。
②マドリッドと東京におけるフィールドワーク。
③マドリッドにおけるデザインワークショップ。現在、マドリッドのサポートチームによって、東京及びマドリッドの敷地を対象としたデザインプロジェクトが行われています。
④東京におけるデザインワークショップ。バルセロナの敷地を対象として現在デザインプロジェクトを行っています。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

理由:研究は昨年行った資料の収集、分析などにより約半分が達成されているといえます。今年度は引き続き資料の収集とフィールドワークを行い、結論を導きます。

今後の研究の推進方策

今年度は、引き続き東京及びマドリッドの資料収集を行うことに加え、バルセロナにおいても関連性のある事例の収集を行います。そのためにバルセロナとマドリッドを訪れ、地元の建築家や都市計画家との打ち合わせを予定しています。最終的なまとめは、分析結果、シナリオプランニング及びデザインプロジェクトを含む成果物を、研究助手と共同して作成します。

次年度の研究費の使用計画

差引額の理由:平成24年度に人件費(research technical assistance)と物品の経費を両方計画していました。平成24年度の人件費を平成25年度に利用することになったため、差引額が発生しました。
25年度の計画:平成25年度に旅費と人件費(アルバイトと謝金)を計画しています。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] Tokyo Patterns

    • 著者名/発表者名
      Jorge ALMAZAN
    • 学会等名
      Architecture Design Unit,
    • 発表場所
      Madrid Schoold of Architecture, Polytechnics University of Madrid
    • 招待講演

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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