研究課題
若手研究(B)
本研究では、古代クメール帝国の発展史をマクロな視点から捉えることを目的として、各時代に比定される都城址とその変遷について、特に地形・水系との関係から検討した。9世紀初めにクーレン山上で造営された都城マヘーンドラパルヴァタが一般にアンコール期のはじまりとされるが、これを遡る7世紀の都城イーシャナプラにおいて既にピラミッド型を呈する中心寺院が建立されたことを踏まえ、それ以前の聖山と都城との関係性に変化が生じた可能性を示した。
建築学