チョクラルスキー法によるBa8AlxSi46-xクラスレート単結晶作製を行った。作製された単結晶のパワーファクターは多結晶に比べて2倍の性能を示すことが分かった。これは、単結晶化により粒界によるキャリア散乱が無くなり、電子移動度が上昇したためと考えられる。 融液のAl 含有量を増やした融液からの単結晶引き上げにより、Al 組成比の大きい単結晶作製を行った。パワーファクターが1.1×10-3 V2/K2・Ωmの高性能な材料の作製に成功した。また、ユニレッグ型の熱電発電モジュールの作製を作製し、約0.13Wの出力を得ることに成功した。
|